古代米〜黒米、赤米

「古代米」は稲の原種である野生稲の特徴を持つ品種のことで、改良種も多くあります。黒米、赤米、緑米、香り米などがあります。

雑穀米と同じく古代米も注目されていますが、古代米人気に供給が追いつかず、他の雑穀米よりも高価で、市販の雑穀米に古代米がブレンドされているものは限られています。

雑穀米「古代米」の栄養素〜ポリフェノール

古代米には白米には含まれていない栄養成分があります。

赤米や黒米の色素は、ポリフェノールの色素なのです。

ポリフェノールとは

ポリフェノールは、植物が光合成を行う際にできる物質で、ほとんどの植物にふくまれています。以下にポリフェノールの種類と含んでいる食品をあげます。

アントシアニン…黒米、ブルーベリー、ナス、紫いも
カテキン…緑茶
ケルセチン…玉葱、ココア、赤ワイン、ブロッコリー
クロロゲン酸…コーヒー
タンニン…赤米、カキ、緑茶、赤ワイン
ルチン…そば

ポリフェノールの成分は色素や苦味です。従って、渋味や苦味がある、または色鮮やかな食物に多く含まれるのです。

ポリフェノールの効果

抗酸化作用を持ちます。体内では呼吸をするたびに活性酵素が産出されています。人間にとって必要なものですが、過剰になると細胞に悪影響を与えます。

例えば、遺伝子細胞が傷つくとがんに、血管が傷つくと動脈硬化に、心臓が傷つくと心筋梗塞に、脳が傷つくと脳卒中に、これら生活習慣病をの危険因子となるのです。

ポリフェノールは活性酵素を抑制する力が強いのです。しかし、多量に摂取してもポリフェノールの効果は2〜3時間しかもちません。溜めることができないので、ポリフェノールは食品から、こまめに摂取するしかないのです。

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